こんにちは、遠くで暮らすあなたの両親を守る行政書士の江口隆介です。
皆さんは自分の「死に方」について考えたことがありますか?
そんなのまだまだ先じゃん(笑)と思っている人が大半だと思います。
でも考えてみてください。先ほど白血病を公表された池江璃花子さんも、昨年若くして亡くなった格闘家の山本KID徳郁さんも、病気が発覚するまではそうだったんだと思いませんか?
「死」というものは遠くにあるようで、実はすぐ近くにあるものです。人生、突然何が起こるか分かりません。
遠いとは思いますが、「その時」どうしたいか、周りに何をしてほしいのか?を考えてみるのも人生を見つめるいいきっかけになると思います。
あなたたちより確実に「死」に近いのが、あなたたちのご両親です。
日本の平均寿命は男女ともに90歳前後ですが、これはあくまで平均、死亡率は70代あたりから急速に上がってきています。つまりあなたのご両親は、70歳を過ぎるといつ亡くなってもおかしくないんです。
病気やケガで弱ってしまい寝たきりになる・・・この時に問題なのが、どこまでを生きていると考えるのか?終末期どの段階まで治療してもらうのか?ということです。
どこまでを生きているというのかは、個人によって定義が変わりますし、どの段階まで、すなわち完全に意思疎通ができない、回復の見込みもないような状態でも治療を続けるのか?という人間の尊厳にかかわる重大な問題でもあります。
原則として、病院は最後の最後心臓が止まるまで、寿命を延ばそうとあらゆる治療を行います。その為、回復の見込みがなく、ただ生きているだけという状態になっても治療が続きます。
実はこれには訴訟を回避するという意味があります。回復する見込みがないと治療を打ち切った後で、まだ回復する見込みがあった!と訴訟を起こされた例が実際にあるんですよ。遺族の1部が同意していても、他の遺族から訴訟が起こされた例もあります。
では、終末期の治療は誰も打ち切ることはできないのでしょうか?
実は一つ方法があります!それはご両親が元気なうちに「尊厳死宣言書」というものを書いてもらうことです。
例えば、「回復する見込みが無くなると治療を中止してください。ただ、苦痛を取るための治療は行ってください」
というようなものを作成すると病院の90パーセント以上でその通りにしてもらえます。
終らない治療というものは本人はもちろん、周りの家族も疲弊させます。今度電話でいいので、ご両親と「死とその後」について話しをしてみませんか?
なお、尊厳死宣言書は作成に必要な書類があったり、様式に沿ったものでないと無効になります。
興味を持たれた方は1度事務所まで連絡くださいね。
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