こんにちは、遠くで暮らすあなたの両親を守る行政書士の江口隆介です。
今日は昨日の記事の続きで、ご両親が家で事故にあわないようにする対策です。
昨日の記事ではご両親が使いやすいように、転倒しないようにリフォームするだけでは不十分と書きました。
なぜでしょうか?
実は転倒するような段差は家を作るときだけにできるわけではありません。生活をする間に無意識に増えていくんです。
代表例が物の置き場がないから廊下や部屋の隅に置く・・・誰もが経験あるんじゃないですか?一番手軽な方法ですからね。
ただそれをやりすぎると・・・
こんな風に物に部屋を占拠されてしまう。これも経験ある方多いと思います。
この時、せめて歩けるようにスペースを確保すると思いますが、あなたのご両親は背の低い物に足を取られて転倒してしまうんです!
実際私の祖母も床に置いていた箱に足を取られて転倒し、右足を骨折してしまいました。そしてそのまま車いす生活になり認知症も進行。
最後まで歩けるようにはなりませんでした。
つまり、リフォームと同時に転倒しない為に実家の大掃除も必要なんですね。
しかもこの大掃除はご両親に任せると絶対に進みません。
「思い入れがあるから」「いつか使うから」
この二言で大概のものは処分しないんです。
祖母もリフォームの時に不用品をすべて処分していれば転倒することもなかったでしょうし、今母親や叔父たちが膨大な遺品に悩まされることもありませんでした。
でもあの時は祖母が「思い入れがある」と強硬に反対したためにほとんど処分できませんでした。
あの時無理やりにでも処分していれば祖母はもう少し長く家で暮らせたかもしれません。
皆さんにはこのような思いをしてほしくない。だからこそ私は実家の掃除を親に任せてはいけないと常々発信しています。
ご両親に少しでも長く自立して生活してもらうためにも、決断しませんか?
兄弟がおられるのならば一度親子全員で話し合ってみてください。
もしご両親が要介護認定を受けているとリフォーム費用の一部を介護保険で賄うこともできますよ。
また大掃除にも成果が出やすい部分と出にくい部分があります。成果が出やすい部分をまずやって見せ、ご両親の反応を見るということもできます。
折角のGW、前向きに考えてみてくださいね。私はGW中も事務所にいますので話が聞きたいことがあれば気軽に電話してください。
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