こんにちは、田舎のお母さんを守る肥前の行政書士。江口隆介です。
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さて、このブログで何回か話題にしたご両親の運転免許返納に関して、事故防止のための新たな手段が話題になっています。
その手段とは、「左足ブレーキ」
パニックを起こして踏み間違えるのは両方のペダルを右足で踏んでいるからであって、普段からペダルを踏む足を分けていればいざという時も対応できる!という理由で出てきた手段です。
確かに理由を聞く限り、なるほど!とは思える手段です。特にAT車だと左足は基本遊んでいますからね。
しかし私はこの手段で解決はしないと考えています。なぜなら
1.そもそも左足ブレーキはレーサーが速く走るためのテクニックであり、慣れるまでに長い時間がかかる。左足が利き足でない限り細かな調節も難しく、体勢も安定しない
2.これをやるべきとされる高齢者の世代はMT車になれており、若い時から慣れ親しんだペダル操作を変更してもパニックを起こせば右足による操作になる。
3.1の理由によりブレーキ操作がひんぱんになり、後続の車と事故を起こす可能性が高まる
と思うからです。
実際、30代の私でも左足ブレーキを試すと細かな操作ができず、急ブレーキを連発してしまいました。これが70代ならば新たな操作でより混乱を起こす可能性があります。
これは私が1人の考えではなく、プロドライバーとして有名な土屋圭市氏や新聞記事も意見を述べています。
無謀です。 https://t.co/oiHbq2eYmM
— 土屋圭市 (@k1tsuchiya) 2019年6月29日
70歳を過ぎると新しい動作を覚えるにも時間がかかります。新たに事故を起こしかねない動作を習得させるより、慣れ親しんだMT車を運転させる方が事故を起こす可能性は何倍も減少します。MT車ならば踏み間違えても変速しなければ加速しませんからね。
ご両親の車の運転に悩まれている方は1度考えてみてください。ご両親の運転のチェックは私が代わることができますよ!
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